イギリス、フランスのように広大な自治領や植民地を持つ国は、販路と資源を確保するために排他的な経済ブロックを形成しましたが、そこから閉め出された日本、ドイツ、イタリアは、軍需産業育成によって恐慌の克服をはかり、国際秩序の再編をめざして対外侵略を志向しました。こうして、1920年代後半の国際社会の基調だった国際協調主義や軍縮の流れは断ち切られ、国際的緊張が高まってきました。

イギリス、フランスのように広大な自治領や植民地を持つ国は、販路と資源を確保するために排他的な経済ブロックを形成しましたが、そこから閉め出された日本、ドイツ、イタリアは、軍需産業育成によって恐慌の克服をはかり、国際秩序の再編をめざして対外侵略を志向しました。こうして、1920年代後半の国際社会の基調だった国際協調主義や軍縮の流れは断ち切られ、国際的緊張が高まってきました。