DNAを主体とした世界観

世界観と言うほどのものではないが
現代科学を素直に受け止めれば
親からもたらされたDNAが、偶然与えられた時代と地域に、どの程度適応できるのかを、試しているのが人生であり、
それ以上のものは何もない
DNAの性質として、自己複製があるので子孫を残すことは大きな「生きる意義」であるが
また、自分に類似したDNAの複製を補助・支援するというのも立派な「生きる意義」であって
子供を持たない人たちもそのようにしてDNAの複製に積極的にかかわることができる
その時「利他的」といわれる、「好ましい」といわれる性質が生まれる
それはそうなのだが、だからどうというものでもない
DNAも偶然だし、時代も地域も偶然であるから、別段こだわることもない