自由意志による時間軸選択理論

考えてみてほしいが
人間に自由意志があるとして
それぞれの人が自由意志を発揮して未来を選択しているとすると
無限の中でも密度の高い無限が実現しそうである
そして全員が一つの世界に住んでいるのである
ここで、たった一つの世界を考えてもいいが、多時間軸世界を考えてもいいことになる
時間軸が無限に枝分かれする世界
枝分かれする前の意識はひとつなのだから
枝分かれによって完全に分離するのか、それとも完全分離ではないのかとも考えられる
そしてそれは無限に分散する
無限の濃度はよくわからない
そして自由意志の結果は、自分が目指したものとは限らないのだ
かゆいと思って蚊を殺したら
蚊を殺さなかった世界と分岐する
殺されなかった蚊は、後の偉人となる人を赤ん坊時代に刺して、病気にしてしまうかもしれない。
そのことで世界の有り様は全く違うものになるかもしれない。
本人にとっては蚊を殺すか殺さないかであるが
世界にとっては重要人物となるはずの人が赤ん坊のまま死ぬかどうかであるという場合があるだろう
逆に、一見、希望と関係のないような行動が、希望の実現に有効であると考えて
なにか儀式のようなことを始める人もいるだろう
そこにどのような合理的な因果関係があるのかは見通しにくい
そのような連鎖が無限に発生する
そのことがひいては人間の祈りとも関係するのである
未来を選ぶことは祈りに通じる
逆に呪いにも通じる
逆に、このような思考の全体を強迫性思考や魔術的思考と関係づけてまとめることもできる
多時間軸の話とかリベットの実験の話とか
一時は話題もあったのだが
最近はあまり発展しない
ひも理論もわかりにくくて説明しにくい