Chromeのウィンドウズ版にはアンチウイルスソフトと同様に、パソコンの内部をスキャンしてウイルスを発見する「Chromeクリーンアップ」機能があるのだ。
使い方はごく簡単だ。Chromeを立ち上げてアドレスバーに「chrome://settings/cleanup」と入力すると、「パソコンのクリーンアップ」という画面が表示される。そこで「検索」ボタンをクリックすると、不審なソフトウェアを検出することができる。
Chromeクリーンアップで用いられているウイルス発見システムは、セキュリティ関連では有名な、スロバキア企業「ESET」が開発したものだ。検出対象となるのはランサムウェアやトロイの木馬型ウイルスだけでなく、グーグルが「好ましくないソフトウェア」と判断したあらゆるソフトである点もありがたい。
例えば、ユーザーが気づかないうちにPCに入り込み外部にデータを送信するアプリや、本来とは別の隠し機能を持つアプリなども発見できる。
Chromeクリーンアップはマルウェア攻撃を防ぐ上で非常に便利なツールだ。Chromeブラウザを使っている人は、ぜひ時々このツールでPCの中身を調べてほしい。