小4の1割、おじさん化?…肝機能・脂質に異常
小学4年生を対象に、香川県が去年行った血液検査で、
肝機能、脂質、血糖値の異常値を示した子供の割合が、
それぞれ1割に上ることが分かった。
食生活や運動不足の影響が大きいとみられ、研究者は全国調査を求めている。
調査は同県の17市町のうち、小学4年生の採血を行う16市町が対象。
保護者が同意した8264人について、肝機能、脂質、血糖の検査値を集計した。
このうち1つでも異常値を示した割合は男子12.4%、女子9.5%だった。
各検査項目の小児基準値は、国内の研究や医師の意見を基に、同県が設定した。
同県の調査で、検査値異常の子供は「腹いっぱい食べる」「早食い」
「1日のゲーム時間が長い」「特別な運動をしない」などの生活習慣が
多いことが分かっている。