糖尿病を手術で治す

もともとは減量を目的としていた腸バイパス手術が2型糖尿病の標準的な治療法として推奨されている。食事療法や投薬よりも糖尿病をより適切に,より早く,より長く制御できることを,数多くの臨床試験が示している。こうした成功例は糖尿病と腸に関連があることを示している。手術が有効なのは,手術によって消化管ホルモンや胆汁酸,腸内細菌が変化するため,あるいは病気の原因が取り除かれるためだと考えられる。