プレとトランスの錯誤というのが昔言われていた
たとえば神という概念について
プレの状態では、神を信じていた
現在、文明状態で、神については、仮想的なものと考えられている
たとえばフロイトは集団神経症と言い
その他様々に神とか信仰についての分析がなされている
そして現在の新興宗教の手口の解説もある
そのようにして、脱宗教化されたのが現代
そして未来のトランスの状態で言うと、
次元の高い信仰の形態が出現し、その中では神もまた新しい形で復活する
仮に、そのように考えるとして
現代に生きる知識人にとって、
神を信じるという点では
プレとトランスの区別がつかない
プレとトランスの錯誤の中に生きていると
神を信じるというだけでプレに分類してしまう
そうではなくて、その中からトランス成分を区別しないといけない
ーー
そんな感じでトランスパーソナル心理学の話が進んでゆくのだが
類似の話はたくさんあると思う
高次の状態が低次の状態と区別がつかない
区別が付けられる人が増えるまでには時間が必要である