火事と燃えかす

普通考えるとうつはやはり何かの欠如で

マニーは何かの過剰である
(脳の構造としては、抑制性結合があるので、そればかりではないのだが)
欠如の様子としては日々少なくなっていくと考えるよりは
一度少なくなったものがだんだん回復してゆく過程と考えるのが考えやすいと思う
火事と燃えかすで言えば
火事はどんどん勢いがついたり変化したりするが
基本的には燃えかすはあまり変化しないだろう
ーー
自分は不幸だという妄想が燃えさかるとき
うつと言うべきか何と言うべきか迷うところである
内容としてはうつなのだけれど
形式としてはマニーである
一般に思考や感情の形式を吟味することは難しく
内容を吟味することは容易である
ーー
憂うつなんですと
ものすごく偉そうに傲慢に言う場合
その矛盾にも気がつかないくらい
精神機能が低下しているのではあるのだが