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自分の欲しい情報や興味のある情報に最適化すればするほど、情報源が狭くなる。よくわからないけれど実は意味のあることだったり、いますぐにはわからないけれど自分にとって重要かもしれない情報というものが、漏れてしまう可能性がある。あるいは、全く分野は異なる情報でも、自分の興味範囲に応用できることがあるかもしれない。こういうものは、草に例えていうなら消化が悪い。しかし、幅広い情報を手に入れられる時代だし、せっかくなので生かしたい。そこで消化の悪い草にも効く、牛型の情報収集が必要になる。
牛型の情報収集における基本は、とにかく食べるということである。こいつは食べ物かもしれない、と思ったらとにかく食べる。つまり、少しでも気になったら、とにかくクリップする。明らかに賛成・反対だったり、もうわかりきっていることというのは確実な食べ物なので、牛型の情報収集からは外れる。よくわからないけど、何かひっかかりがある・・・くらいがちょうどいい。とにかく貯める。
この引っかかり、必ず理由がある。その理由が判明するのは、明日かもしれないし、1年後かもしれない。少なくとも私の経験では、なんだかわからないけどちょっと気になるものというのは、自分にとって重要なものだ。最初の時点でその理由がわかっている必要はない。理解する必要もない。そこで理解できてしまうなら、あえて貯めておくべき情報ではなかったということだ。
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