自分の愛する人に 「あなたはそのことを知る必要はない」 と言われたとしたら

自分の愛する人に
「あなたはそのことを知る必要はない」
と言われたとしたら
愛情よりも拒絶を感じるだろう

その判断は本当は正しくて
そのことを知った私は無駄に苦しむのかもしれない

知らないほうがいいということがあるのも事実だからである

しかしその場合、
私は一段低いものと見なされたような悲しさを感じる

現に
あなたはそのことを知っていて
苦しみに耐えている
しかし私はその苦しみを共有するに値しないという
知らないでいる方が幸せだという

神が私に全てを開示しないのは
理由があるからだろう
しかし私はそのことでまた苦しむのである