法は私たちの感情より冷静であるべきだ

今でもアメリカの死刑廃止対存続の議論番組で、存続派に「あなたの娘が…されて…それでも犯人に死んでほしくないのか」といかにもな論点をふっかけられたある廃止派の人が
「もちろん死んでほしい。しかしそれは私の感情で法は私たちの感情より冷静であるべきだ」と言ったのを忘れられない。
法律というものに対して、「我々の感情を肯定してくれること」を期待するのか、それとも「我々の感情のブレーキ役」を期待するのか、という話になるのだと思う。