労働生産性

先進国なんだから
労働生産性を上げるしかないというわけです
OECD比較で言うと日本の労働生産性が低いことが問題だというのです

本来なら賃金もマーケットで決まるわけですから
何も悩む必要はないわけですが
国際的な賃金比較などとなると
そう簡単ではないでしょう
残業や長期休暇などの制度の問題もありそうです

昔は労働にかかった時間で製品の価値が決まるというような考えもあったわけですが
労働の質を同評価すればいいのか困ってしまいます
汗の量を評価できればよいのですが
それも難しい

極端な例ではプロ野球の世界などが分かりやすいのですが
球団ごとに評価のポイントが決めてあって
それに従って評価される
たくさん練習したからとかは付加的にしか評価されない
才能があればたくさんお金をもらえる
才能がなければやめるしかない

薬の値段などで言えば
非常に沢山の開発費をかけて
やっとひとつの薬が見つかる
それまでの開発費も回収できるような価格となれば
それなりに高額になる 

そういう説明もできるだろうが
20年前にアメリカで発売されて10年間先発薬として高額の薬価を維持
その後、アメリカでは特許が切れて、ジェネリック薬が発売される
そのころ、日本など、海外で「新規薬剤」として、高額薬価で発売される

開発費を回収して、その後適正な利益を得るとして、それはどの程度の値段になるのだろう
日本ではマーケットで決まる値段ではないのでなかなか難しい
マーケットで決まるのなら多分、ジェネリックで開始になるので安価で済む

またたとえば、発明の値段
発明するにはそれなりの準備も必要なのだから高額だという理屈もあるだろうし
ひらめきは一瞬の問題だから安価でいいという理屈もあるだろう
またそんなことには関係なく需要と供給で値段が決まるという立場もある
青色ダイオードの発明の値段はいくらが適正なのか、幾通りも考え方がある

ーーーーー
努力しても労働生産性が低い人をどうしたらよいのだろう