その歪みについて取り組む役どころ

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苦悩や苦痛を抱え医療機関に相談にくる人を「患者」と見なし、そうでない人々を「健常者」と見なすのが一般的な視点になっていますが、私は、これが案外逆の場合も多いのではないかという感想を持っています。たとえば、受診してきた人が、所属する家族や会社などの組織の問題点を最も鋭敏にどこかで感じ取っていて、いわば代表者としてその歪みについて取り組む役どころになっていると思われることが多々あるからです。
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昔からいわれていることです。