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率直というべきか。関西経済連合会の首脳らが一昨日の記者会見でこもごも語った。関西電力高浜原発3、4号機の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定に対する批判や不満だ。財界としての主張は当然あろうが、驚くような意見もあった▼副会長の角(すみ)和夫氏は決定に怒りを覚えると前置きし、「なぜ一地裁の裁判官によって、国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と述べた。続けて、「こういうことができないよう、速やかな法改正を」と訴えた▼裁判所が常に万人を納得させる決定を下すとは限らない。だとしても、三権の一角を軽んじすぎる言葉ではないか。司法は行政の言うことを聞け、聞かないなら立法で抑え込め、と聞こえる。権力分立の原理が十分理解されていないとすれば残念だ▼「過激なご意見だが」と記者が確認しても同じ答えだったそうだから、信念の発言だろう。とはいえ、裁判の公正を期するため裁判官の「独立」を定めた憲法76条に留意すれば、見下すかのような「一地裁」という言葉は出なかったろう▼もっとも憲法への敬意の欠落という点では今の政権与党こそ深刻だ。安保法制は言うまでもない。昨秋、野党が憲法53条に基づき臨時国会の召集を要求したのに無視し続けた一件を忘れるわけにいかない▼自民党改憲草案が、要求があってから20日以内の召集を内閣に義務づけているにもかかわらず、だ。司法に加え国権の最高機関まで憲法を軽んじる。そんな国のありようでいいのか。
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これが日本の現実。
このような発言をする場合、
「他者と立場を入れ替える」「他人の気持ちになってみる」「他人には何が見えているのか想像する」
このような基本的な能力が退化していると思う
これが日本の現実。
このような発言をする場合、
「他者と立場を入れ替える」「他人の気持ちになってみる」「他人には何が見えているのか想像する」
このような基本的な能力が退化していると思う
細かく言うと、「他者」というものの中に、自分と同じくらい「エライ」人は入っているのだが、
「エラクナイ」人は「他者」ではなく、平気で無視されるもののようだ。
一部の人の脳にはそのような傾向が最初からあるものなので
故障というのでもない
お客様窓口で多用される「仕様です」という面がある
そもそも特別優秀な人でもなければ、
自分に遠い人の考えや感情を想像するなど出来ないものだろう
それが倫理の力というものであるが、
倫理を考えていたりすれば
取締役会からこっそり外されてしまう
それでもまだ最初は「公式発言」をするものなのだが
そのうち、「仲間内の本音を話してみて反応を見る」になり、
「公式発言と仲間内の本音の区別がつかなくなる」ので、新聞記者に書かれてしまう。
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「一地裁の裁判官」を軽んじるのは前半部分の一つの「非常に深刻な」問題
これは教育が足りない
原発停止で「国のエネルギー政策に支障をきたす」と語るのだが、
これは実質は電力会社の考えを邪魔するな、
政府も一体となって、予算投入も法律制定もしていること、
「国がエライ」のだから、文句を言うな
というように聞こえる
これも全く教育が足りない
これは実質は電力会社の考えを邪魔するな、
政府も一体となって、予算投入も法律制定もしていること、
「国がエライ」のだから、文句を言うな
というように聞こえる
これも全く教育が足りない
こうした強権的発想が平気で語られる社会になっている現実を
我々庶民はどうすることも出来ない
電力会社の都合で東京の電力をまかなうために「絶対安全な原発」をなぜか遠い福島に作って
5重の防御があるから安全と宣伝し
しかしそれでも大事故が起こり、
その後隠蔽し、
金で住民を分断し、
役所も学者も会社も一体となって利益死守
たいていは会社内部や役所内部から、
リーク情報が出るものと思うが
東電経営陣の裁判はまだ始まったばかりだ
マスコミも大協力で
社員の自己犠牲的奮闘を描くドラマ仕立ての宣伝ビデオを流したりしている
問題の核心はそこではないだろう