『米国がイスラム国を壊滅させる』

大統領選では、米国民の関心が様変わりしている。パリのテロ以降、経済からテロ対策や安全保障に関心が移っています。オバマ大統領に対する弱腰批判が強まり、その反動で、超タカ派のトランプ氏が支持を集めている。さすがに最後は良識が働いて、トランプ氏ではなくクルーズ氏が候補指名を受けるでしょうが、そのクルーズ氏もキリスト教福音主義のタカ派なのです。民主党の最有力候補であるヒラリーも『米国がイスラム国を壊滅させる』と勇ましい発言をしている。誰が大統領になっても、中東に地上軍を出すかどうかが大統領選後の焦点になります
憎悪の応酬が長期化、地理的に拡大していくのは必至