心に傷を負った方への周囲の人の対応

心に傷を負った方への周囲の人の対応
① 気持ちを吐き出してもいい場所を作る
② その人のペースに合わせて見守る
③ つながりを持ち続ける
ことが原則
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一般的に避けた方がよいNGワード
(「心的トラウマの理解とケア」平成13年、じほう出版)
「頑張れ」
「あなたが元気にならないと亡くなった人も浮かばれないですよ。泣いていると亡くなった人が悲しみますよ」(悲しい時には泣いていい、元気を失っていいという原則が守られていない。「喪失」がきちんと扱えていない。よく言われる言葉だが、たくさんの問題が含まれている)
「命があったんだからよかったと思って」
「まだ、家族もいるし、幸せな方じゃないですか」
「このことはなかったこと思ってやりなおしましょう」
「こんなことがあったのだから将来はきっといいことがありますよ」
「思ったより元気そうですね」
「私ならこんな状況は耐えられません。私なら生きていられないと思います」(しっかりしているとほめるつもりで言われていることがおおいのだが、おめおめと生きている自分を非難されたと感じる人がおおい)
「いつまでもくよくよしないで前に進むことを考えましょう」
「他の人は立派に立ち直って毎日頑張っていますよ」
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あくまで「つらい時はつらいと言い」「その人なりのペースで」「十分に悲しむ」ことが大切