“例えばアイドルに例えると、AKB48の総選挙で誰かを応援する時、「あの子のために」「ファンのみなさんのために」と自分の考えや人生を誰かに預けてしまうと、その関係は不健康になるんじゃないかと。「誰かのために」を続けていくと、いつか「あなたのためにこれだけ応援した“のに”」が出てきてしまうと思うんですよ。「こんなに頑張って応援してきた“のに”」「こんなに我慢してアイドルやってきた“のに”」。それは夫婦や親子でも同じだと思っていて。女性が男性の“ために”料理を毎日作っていたとしたら、やがて「あなたのためにこん

“例えばアイドルに例えると、AKB48の総選挙で誰かを応援する時、「あの子のために」「ファンのみなさんのために」と自分の考えや人生を誰かに預けてしまうと、その関係は不健康になるんじゃないかと。「誰かのために」を続けていくと、いつか「あなたのためにこれだけ応援した“のに”」が出てきてしまうと思うんですよ。「こんなに頑張って応援してきた“のに”」「こんなに我慢してアイドルやってきた“のに”」。それは夫婦や親子でも同じだと思っていて。女性が男性の“ために”料理を毎日作っていたとしたら、やがて「あなたのためにこんなに家事してきた“のに”」という気持ちが出てきてしまうと思うんですよ。男性は「俺はお前のために働いて稼いでる“のに”」とかね。そういう時に、自分の行動の主語を自分にすることが大切じゃないかなって。”