若者は自分の本棚にどのような本があるのか
確認してみてほしい
若者は自分がネットで情報を集めるときに
どのようなサイトを訪れているのか
確認してみてほしい
自分の本棚に、街で無料で配布されるようなパンフレットしかないとしたら
どうだろう、悲しくないだろうか
製品カタログも無料で手に入る
そのようなものしかないとすれば、悲しくないだろうか
それと同じことをネットの世界でしていないだろうか
きちんとした本はたいてい有料である
それは本を書く人も編集する人も印刷する人も本屋で販売する人も生活があるからだ
生活をかけて、書いて編集して売っている
きちんとした本はたいてい引用や根拠をたどることができる
印象は印象として、事実と区別することができる
それが出来ない情報はどのような情報なのだろうか
ポエムなら問題はないが
本業が別にある人が
時間をかけて、人々のために良心的に、
なにか書いている場合ももちろんあって、
品質を維持していることもあるし、
中には天才的なひらめきを示しているものもあるだろう
しかしそれは稀なことである
リナックスの世界で示されているように
無料でみんなが知恵と労力とお金を持ち寄る仕組みは大変素晴らしい
しかし情報の世界はリナックスの世界よりも非常に高度に操作されていて歪められている
宣伝はただで手に入る
良質な情報は筆者の生活費を生み出すために有料である、特別な場合を除いて
だから、若者が情報を受け取るサイトが無料である場合、
何かの宣伝ではないか、その書き手の苦労はどのようにして報われているのか、
そのあたりをよく考えてみたらどうだろう
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逆に、生活のために書いている人は、
生活のために意見を曲げてしまうこともあるだろう
読者はそのことも見抜いていく必要がある
そのことも考えよう
書き手は何をどのように引用しているだろうか
書き手は、時間経過ごとに主張を変化させているか、変化しているならそれはなぜか
その人の活動費はどこから出ているか
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その人はどんな人格だろうか
目の前に現れたとして、どんな印象をもつだろう
そんなことも考えてみてほしい