ディプロマミル、卒業証書発行工場

「株式会社立学校はほとんどが構造改革特区で認められた広域通信制高校で、一般の高校をドロップアウトした子どもたちが入学して高卒資格を取っていくというパターン。少子化で高校生の数が減っている中、通信制高校の生徒数だけは微増していますから、それはある意味、社会的な役割を果たしているといえます。しかし問題は株式会社立高校の中身です。生徒にろくすっぽ勉強させず、極めて安易に単位認定をして卒業させちゃう。あちこちで問題を起こしていました。このタイプの学校は米国にたくさんあって、ディプロマミル、卒業証書発行工場というのですが、要するに学費さえ払っていればいいという利益主義です」