各社にて新入社員入社式

各社にて新入社員入社式
昔なら、この中から、大企業の経営陣になる人がいるのだろうと見るところだが
現代は格差社会である
未来の経営陣はその場所にいない
未来のCEOというのかな、要するに未来の社長はじめ取締役は
今頃はボストンコンサルティングで活動していたり
アメリカ一流大学でMBA取得の勉強をしていたりするだろう
あるいは二世とか三世とか
ローソンの社長がサントリーの社長になり
日産の社長がソニーの社外取締役になる時代
政治家が二世三世ばかり偉くなる時代
社員と経営陣では給料格差100倍から1000倍
人が足りなければニセの将来の約束で釣り上げ(空手形)
人が余れば「追い出し部屋」
良い商品を作ったり
良いビジネスモデルを作ったりすると
アマゾンやファイザーに会社ごと買収される
アマゾンはワシントンポストを買収、ファイザーはアップジョンを買収
オオカミが闊歩している原始時代なのである
商品やサービスに熟練してもせいぜい年収1000万円程度
最初から経営の専門家になって成功すれば10億円とか100億円の世界
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使い捨ての悲哀も話を聞く
バブルの頃、これからは社内でコンピュータを活用する
そのための人材が重要だということで
コンピュータをやりたいという人がある程度採用された
バブルが弾け
IT化も一段落し、またITマーケットが成熟してきてパッケージソフトを外注するようになると
社内にわけのわからない人材は必要なくなった
使い捨て
少子化の時代、学校はどこも激しい競争にさらされている
子供がいないのだからどうにも仕方がない
学校は閉鎖、教員は職場を失う
ブラジルかインドに行って先生を続ける気概があれば
なんとかなるのかもしれないが
実際はどうにもならない
今年の新入社員はたくさんのお年寄りを支えるため
たくさんの社会保障費を支払う
さらに国の借金と言われるものを完済するためにたくさんの税金を支払う
国は借金を一体何に使ったのだろう
まともに使っていれば家が残ったり教育された人材が残ったりしているのであるが
錆びた水道管と
教育勅語を暗記しただけの頭が残るだけ
彼らは数学そのものができないのも当然だが数学の問題の意味がわからないというレベル
京都や鎌倉の観光業で稼ぐとして
何人を養えるのか
モンサントの種で作ったとうもろこしを食べ(農業はアメリカに売り渡し)
ファイザーの薬を飲んで(医療はアメリカに売り渡し)
限界まで働いて
お国のためだと言い
命を捧げる
大企業の正社員になったのだから勝ち組なのだと信じながら