占い師

“若林「よく街で占い師っていて、『客が全然いないのにどうやって稼いでるのかな』って思ったことない?」 春日「いるよね。一晩中ああやっていて」 若林「あれって、占いの料金だけで稼いでいると思いきや、違うんだって。占い師になる人っていうのは、だいたい占いオタクから始まるんだって」 春日「あぁ、自分が」 若林「『その水晶、なんですか?』『そのタロットなんですか?』って訊いてくる客がいたら、『カモだな』って思うんだって」 春日「あぁ」 若林「それで、『興味ありますか?…占い師向いてるんじゃないですか?』って言って、弟子にとるんだって」 春日「へぇ」 若林「テキスト代と授業料で稼いでるんだって」”