米著名投資家ジョージ・ソロス氏の率いるヘッジファンド、ソロス・ファンド・マネジメントが2017年10~12月期に保有するアマゾン・ドット・コム株やフェイスブック株をすべて売却していたことが明らかになった。14日に米証券取引委員会(SEC)に提出した17年12月末の保有有価証券報告書でわかった。9月末時点ではアマゾン株を1万株、フェイスブック株は10万9451株保有していた。
10~12月期には外食のマクドナルドや決済サービスのペイパル・ホールディングス、小売りのウォルマート、中国の電子商取引最大手アリババ集団の株式もすべて手放した。
一方、ソロス氏は映画・娯楽のウォルト・ディズニー株を25万株、金額にして2687万ドルを新たに取得した。動画配信のネットフリックスの株式を7万1500株(1372万ドル)取得したほか、7~9月期に売却した写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営するスナップ株も14万1800株買い直した。
7~9月期に3年半ぶりに取得したゼネラル・エレクトリック(GE)株はさらに3万2600株を積み増した。グーグルの親会社アルファベット株の保有も1600株増やした。