新興国でものを作って、先進国で売る場合には、 新興国に投資した財産が、その国の事情により、接収される、国有化される、取り壊しをされるなど いろいろな危険があり、さらには新興国に駐在して仕事をしている日本人を捕虜にしたりとか いろいろなことが考えられる

"日本の自衛隊が海外で活動することについては
まず第一は米軍の補完としてであろう
それはそうに違いない

しかしまた別の観点もあり、日本企業は世界各国で企業活動を展開している
自国で作ったものを先進国にものを売るという従来のモデルなら別に問題はないのだが
新興国でものを作って、先進国で売る場合には、
新興国に投資した財産が、その国の事情により、接収される、国有化される、取り壊しをされるなど
いろいろな危険があり、さらには新興国に駐在して仕事をしている日本人を捕虜にしたりとか
いろいろなことが考えられる
簡単な話、その国の方針として、トヨタの工場やユニクロの工場を取り上げて国有のものにしたり
そのあと民間に払い下げてもいいだろう
もちろん、いろいろな条約で取り決めがあったり、万が一の時のために保険に入っていたりして、
企業は防衛していると思うが、
結局、暴力的な略奪に関しては、武器をとって戦うしか方法がないだろう
新興国の現地警察が日本の味方をしてくれればいいが
たいていはクーデターが起こったあとの政権の味方をしたりする

そんなことを思えば、労働力の安い地域での生産を利潤の原理としている会社としては
新興国での資産保全を軍隊にお願いしたくなるのは当然だろう
もちろんそんなに簡単に海外資産を保全できるはずはないと思うが
ある程度の抑止力があるとないでは随分と違うだろう
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