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名著 『なぜ疲れるのか』の中で、ダニエル・W・ジョスリンは 「休息とはまったく何もしていないことではない。休息とは回復である」と述べている。短時間の休息にも非常に大きな回復力があるから、5分間の昼寝でも疲労の予防に効果がある。野球界の元老コニー・マックは、試合前に昼寝をしておかないと、5回ごろにヘトヘトに疲れてしまうと私に語ったことがある。しかし5分間でも昼ねをしたときは、ダブルヘッダーでも平気でやりとおすことができた。
私が、ヘンリーフォードと会見したのは、彼が80歳の誕生日を迎える直前だったが、彼が若々しくて元気なのには驚かされた。私がその秘訣を聞いたところ、「腰を下ろせるときには決して立っていない。横になれるときには決して腰を下ろしていない」と言っていた。
もう一度繰り返す。軍隊でやっていることを見習って、ときどき休息しよう。皆さんの心臓と同じように働こう。——疲れる前に休むのだ。そうすれば、あなたは起きている人生に1日1時間を付け加えることができるだろう。
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