男系男子相続の必然について

酔った先輩の主張
なぜ男系男子相続なのか
現代の考え方で言えば、そうでなければ、3代目には、すっかり関係のない遺伝子になってしまう可能性があるからだ
現世代男子天皇の性染色体遺伝子をY1,X1とする
その配偶者の性染色体遺伝子をX2,X3とする
ここで女子が生まれるとすると、性染色体はX1,X2またはX1,X3である。それぞれ確率は1/4,1/4である。
かりに女系天皇を考えるとして、
この女子が天皇の地位を相続して、その男子配偶者の性染色体遺伝子をY4,X4とすると
(X1,X2)+(Y4,X4)→X1が含まれる可能性は1/2。X1が含まれない可能性も1/2。
つまり、三代目ですでに、Y4,X2 とか X4,X2 とかの組み合わせが可能であり、
初代天皇のY1,X1はまったく消えてしまう
遺伝子としてはまったく初代天皇とは他人である
しかし一方
男系男子を条件とすれば二代目の天皇にはY1が含まれているはずであり、
三代目の天皇にもY1が含まれているはずである。
だから貴種は代々、子々孫々、確実に保存されるのである。
無論、これは性染色体の話に限ってわかりやすくしたもの。
更に現代の遺伝学では、このような単純な組み合わせではなく、
染色体の一部が交換された形で遺伝したりと、複雑である。
あくまで単純化したお話。
優秀だったスポーツ選手の娘が跡をついで、良い成績を残している場合もある。
リーダーの娘が良いリーダーになる場合もある。
(しかしこれは、遺伝子ではなくて、環境要因が大きいかもしれないし、周囲の利害関係者が継続を望むのかもしれない。)
更に、古代人がこのような知識があるはずがないのに、
なぜ男系男子相続なのかは、いろいろな推定が成り立つ。
酔った先輩は不謹慎な話に発展するのでここでは書けないが
要するに性染色体Yであれば性機能とテストステロンに大きく関係しているだろうと考えられるというものである。
不思議なパワーがあったはず。それは闘う集団のリーダーとして適切であった。
長い間の観察で、そのパワーを備えているのは男系男子だと結論したのだろう。