「ウェルテル効果」と「パパゲーノ効果」

有名人の自殺の報道が連鎖自殺を引き起こすことを
ゲーテ「若きウェルテルの悩み」にちなんで
「ウェルテル効果」と呼ぶことがある

これは自殺報道のマイナス側面であるが
逆に報道の中で自殺を予防する方向で、困難に対していかに対処するかを
積極的に報道することに意義があるのではないかと言われ
「パパゲーノ効果」と呼ばれることがある

これはモーツァルト「魔笛」の中で
パパゲーノが失恋して自殺を考えた時、3人の童子の勧めで魔法の鈴を使い自殺を思いとどまったエピソードにちなむ。

マスコミの中での自殺予防の試みに関して様ざまな試みがある。

マスコミとは別に、自殺を考えた場合に、ネットをさまよい何らかの情報に触れることは多いらしいので
ネット上での自殺予防の試みは有効であると言われている。