"人は成長すればするほど
孤独になるという矛盾がある
ある点までは共有の知識とか感じ方が学習されるのだが
そこを過ぎると、共有されない、独自の考え方や感じ方になる
精神は高く登っても深く潜っても孤独になる
孤独が癒されるとすれば神との結びつきである
しかし神はどのようなものなのか
これこそ孤独な営みである
神に関しての体験を共有するということ自体が矛盾している
偶像にも書物にも教会の建物にも神父にも牧師にも
神はいない
教会で安心しているのは、他人に安心しているだけである
聖書に安心しているのは権威が好きなだけだ
神父に安心するのもバチカンが好きなのも神とは関係がない
十字軍から魔女裁判まで
およそ神とは無縁である"