楽譜を音楽として伝えること

本:編集者、版元… 画家:キュレーター、美術館… 音楽:指揮者、演奏家…
一番、科学と比較しやすいのが音楽だと思う。オーケストラの楽譜だけ見て、私たちは音楽を楽しめるだろうか? きっと一部の人だけだろう。それを、指揮者や演奏者が解釈し、演奏することで私たちの耳に届くのだ。
科学の場合は、学術論文(など)だけではわかりにくい。そこを仲介するのがコミュニケーターだと思っている。学術論文をそのまま理解する人がいる世界が普通なの? (単品の楽器ならともかく)楽譜をそのまま頭の中で鳴らせる人が当たり前なの? という話です。
楽譜を音楽として伝えること。そこに科学コミュニケーター、ジャーナリストの役割(のひとつ)があると思っている。