『バーニー、スーパーPACで大企業や大富豪から何千万ドルもの政治資金を集めなきゃ勝てないよ』

「わたしが大統領選に出ると言ったらこう言われました。『バーニー、スーパーPACで大企業や大富豪から何千万ドルもの政治資金を集めなきゃ勝てないよ』と」
PAC(政治活動委員会)というのは政治家を応援する支持者たちの団体だが、「スーパー」がつくと大企業や大富豪が何百万ドルも投じてテレビCMなどを流すための強力なプロパガンダ組織になる。
信じられないことに、アメリカでは企業がいくらスーパーPACに金をつぎ込んでも違法にならない。最高裁が2010年に、大富豪が資金を出した反ヒラリー団体「シティズンズ・ユナイテッド(市民連合)」に対して「法人にも献金する権利がある」から合憲という判決を下してしまったからだ。これで政治家は金で自由に動かせることになった。
「冗談じゃない。わたしは大企業や大富豪の意向を実現するために立候補するんじゃない! 奴らの金などもらわない。ゼロだ!」
「わたしは、大統領になったら、このスーパーPACを再び違法にする! この選挙は、人民の人民による人民のためのものだ!」