地熱発電

“アイスランドは地熱発電をやっている。 地熱発電で発電し終わった後、各家庭にお湯を配っている。 それでもお湯が余るので広大な温泉も作っている。 その発電所を見に行ったら日本製だった。 世界で一番優れた地熱発電は日本が作っていた。 日本は各国に地熱発電を送っている。 そして彼らが言った。 同じ島国で同じ火山国でこれだけの技術のある日本には、さぞかし地熱発電があるんでしょうね、と。 いいえ、ほとんどない。 日本がもし真面目に地熱発電をやると、今消費している電気の30パーセントをまかなえる。 犬吠埼の沖合いだけでも33パーセント、それ以外にも風力の適地なんていくらでもある。 特に海の上はものすごく効率がいい。 日本は自然エネルギーだけでおつりがくる。 輸出もできる。そういう国になれる。 小規模水力というものもある。 4.5メートルの長さがあったら、4人家族の家一軒が自給できる。 ところがこの電気、自分で使う事は許されていない。 敷地内に水が流れていればいいのだが、敷地の外だと絶対に使ってはいけない。 なぜならば私たちは電力会社からしか電気を買う事が許されていないからだ。 それは電力会社という巨大な権力を許してきたツケとなっている。”