日露の領土については、 1956年の日ソ共同宣言がベースになる。 つまり、日ロ平和条約が締結されて後に、 引き渡しの対象は歯舞群島と色丹島のみとなる。 国後島と択捉島の2島は返ってこない。

日露の領土については、
1956年の日ソ共同宣言がベースになる。
つまり、日ロ平和条約が締結されて後に、
引き渡しの対象は歯舞群島と色丹島のみとなる。
国後島と択捉島の2島は返ってこない。
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そして日ロ平和条約が締結されるためには
日米安保条約が問題になる。
つまり日ロ平和条約は実際には難しい。
米ロが仲良くなったら、日本の領土を変更する理由はない。
米ロが敵対したら、日本の領土は米ロとも譲らない。
クリミアの話でややこしくなっているときに
北方領土でも何かしようというはずはないだろう。
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しかしあたりまえの話ではあるが、
領土問題の前に日ロ平和条約を締結する必要があり、
それに向けて一歩進めよう、話し合いを始めようという
話になったとのことで、おめでたいと言っているのだが、
フクシマの原発の後始末をするためのロボットをこれから開発しようと言っているような、
領土返還の前に必要な何段階ものステップを始めてもいいと言っているだけで、
始めない自由もあるわけで、実際はゼロ回答である。