メキシコとアメリカ NAFTA

トランプとエリツィンを間違えてしまうんだけど
それはそれとして
トランプはメキシコからの移民とか麻薬とかを問題にしていて壁を作れと言っているが
メキシコとアメリカには
不平等な経済条約があって
北米自由貿易協定(ほくべいじゆうぼうえききょうてい、英語:North American Free Trade Agreement、頭字語:NAFTA)は、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコによって署名、

メキシコの農家への影響
2000年、アメリカ政府はトウモロコシ農家への補助金を100億1000万ドル支払っていた。これらの補助金はメキシコの農家と食料自給率を危険にさらすダンピングの原因になっていた。[43]他の研究者は、NAFTAが存在する10年前から穀物の生産量が増加している傾向が存在し、NAFTAが発行してからもトウモロコシの生産が増加し、補助金を交付されたアメリカ農家が作った輸入トウモロコシがメキシコのトウモロコシ価格に計測可能な影響を与えた形跡はなく、アメリカの農業への補助金の廃止がメキシコの農家にとって利益をもたらしたことには同意しながらも、貧しい農家の収入の減少を強いる原因であるとしてNAFTAを拒絶している。グレアム・パーチェイス(Graham Purchase)の「無政府主義と環境の存続、Anarchism and Environmental Survival」によると、NAFTAは「企業の利益によってメキシコ人が革命で得たエヒード(英語版)(村の小作農が協力して土地を所有する形態)を破壊し、地方の人々の利益を完全に無にする脅威」の原因になりかねないという。[44]

NAFTAの準備にはエミリアーノ・サパタが主導した1910年から1919年の革命の記念碑的存在だったメキシコの憲法27条の廃止が含まれていた。歴史的な27条によって、先住民の共用地は売却や私有化から守られていた。しかしNAFTAによって、この保証は投資する際の障壁であると定義された。27条の廃止によって、先住民族は彼らに残された土地の喪失の脅威にさらされ、またアメリカからの安い輸入品が洪水のように押し寄せた。こうして、サパティスタたちはNAFTAが先住民族に対する「死刑宣告」であるとみなすようになった。NAFTAが施行された1994年1月1日、サパティスタ民族解放軍はメキシコに対して宣戦を布告した。[45]

 
 
情報に時間差もあり、はっきりとは分からないが
そもそもアメリカとメキシコの貿易協定が
移民も麻薬も生み出したのではないかという
粗雑だが説得力のある議論がある。 

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アメリカ周辺国で
市民によって選挙で選ばれた人が
あとで
新しい判断として、約束を反故にすれば、
アメリカは好き放題できるわけだ

こういうことをしておいて、
メキシコが諸悪の根源のようにいうのは
どうだろうか