突然変異第一世代はどこまでのし上がることができるだろうか

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世襲の人たちとは別に
一代で最底辺からのし上がる人達もいる

秀吉が代表例である

既得権益者は、そのような、突然変異第一世代を取り込んだほうが有利なので
閨閥を形成する

そうなると突然変異第一世代は
既成の大木に接ぎ木されるようなもので
目立たなくなってゆく

突然変異第一世代が既得権益者たちと妥協せずに生きてゆくと
突然変異第二世代になるのであるが
二代続けてというとなかなか難しい
三代となると更に難しいが、三代目となれば概ね既得権益層なので
凡庸なDNAでも生きてゆくには困らない
そのときに考えるのが
新しい突然変異第一世代を婚姻により取り込むことである

それはそれとして
突然変異第一世代がどこまでのし上がることができるだろうかと考えると
田中角栄がいい例であるが
既得権益層が弱体化したときには総理大臣にまで行けるということである
しかしまた、その後の失脚劇を思い出し、
また、田中角栄を第一世代として
第二世代、第三世代のことを考えると、
世の中はなかなか難しいものだと思う

人の一生がもっと長くて
300年位生きるようであれば
突然変異第一世代はもっと活躍するだろう

しかし現在のように健康活動寿命が70歳程度とすれば
やはり短すぎるようだ

第一世代が、世の中の仕組みを概略知るときには、
もう後がないのである

だから私の考えでは祖父に当たる役割の人が大事だと思う
祖父がある程度機能していれば
突然変異第一世代も結構活躍できるのではないか
何もかも一人で学びつつ生きてゆくという場合には
幸運が味方をしないとうまくいかないだろうと思う

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日本には藤原家の末裔、近衛家などもあり
細川家などもかなり古い、何しろ応仁の乱である
徳川家の末裔も活躍している
歴史としては戦争が没落の契機になるようだ

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