"マスコミでは最近あまり話題にならない原子力発電所であるが
ドイツが脱原発を決めていろいろやっているのを見て
あれは失敗だとか言う人もいるようだ
しかし私にはドイツ人はやはり自分たちの知能と感性に自信があるし、長い目で戦略を構築しているのだと思う
それをドイツ国民は理解して支持している
将来は原発に代わる、クリーンエネルギーで生活していきたい、
それを開発するのは自分たちだという自負がある
しばらくは開発・普及に時間がかかるし、フランスなど近隣国からから電力を買うこともあるだろう、
高価な電力を使うことにもなるだろう、
しかし、あいまいに原発にも頼りながら、一方でクリーンエネルギー開発を進めるなどという
頭の悪いことはしたくないというのがドイツの考えだろう
目標を決めて、さっさと突破しようという考えは実に合理的だ
それはたぶんドイツ自動車の未来とも関係しているだろう
電気自動車を走らせるとして
電気自動車に使う電気が、原発で作った電気ならば、意味は半減してしまう
液体水素を使う燃料電池自動車をトヨタが率先して開発して特許を公開している
すばらしい
しかし、自動車自体はいいとして、
液体水素をどのようにして作り、配送し、備蓄するのかと考えると、まだいろいろと問題はある
液体水素を生成する時点で環境に負荷をかけてしまうのではないか
液体水素を生成するときにはクリーンエネルギーを使用する?
それならば最初からクリーンエネルギーで自動車を走らせた方がいいに決まっている
電気自動車とクリーンエネルギーの組み合わせは未来についての強力な答えである
ただ、それは簡単ではない
それならば、我々がやろうという、ドイツ人はやはりただものではない
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