民間企業でも役所でも「上司は選ぶことができないが部下は選べる」というのが大原則だ。こう言うと、「実際には部下を選ぶことなんてできないよ」と反論されそうだが、筆者から言わせれば、選ぶことはできなくても断ることはできる。
ときどき人事担当者から「ちょっと問題のある人物だが、能力はある。しばらくの間でいいから、君のところで預かってくれないか」とか「他の部署では、あいつの能力を引き出すことができない。君ならできるので、是非、引き取ってくれないか」などということを言われても、断固「ノー!」と言って跳ね返すことが、自分のチームの運営を円滑に進めるコツだ。