エディー・ジョーンズ 試合に負けても健闘したと喜んでいる。古い日本ラグビーに戻ってしまった

【ロンドン=共同】ラグビー日本代表の前ヘッドコーチで、イングランド代表のエディー・ジョーンズ監督は15日、ロンドン郊外のトゥイッケナム競技場で記者会見し、南半球の強豪が集うスーパーラグビー(SR)に今季参戦した日本チームのサンウルブズについて「彼らはひどい状態だ。試合に負けても健闘したと喜んでいる。古い日本ラグビーに戻ってしまった」と厳しい評価を下した。
 今後の課題として「もともとSR参戦の目的は日本代表強化のためだったが、今は日本代表とつながりがなくなってきている」と指摘。当初は自身が日本チームの強化、編成を手掛けるディレクターに就任が決まっていた経緯を踏まえ「立ち上げる時にプロフェッショナルな人材が不在で方向性を間違えた。だからチームが弱い。日本ラグビーにとって恥ずべきことだ」との見解を示した。