一時はクリーンなエネルギーとして注目されたが
振動、騒音が問題となり
発電が安定しないことも問題視された
アクシデントで壊れてしまった風車もいくつか写真で見かけた
風レンズ風車の話が出ていて
騒音を小さくすることで従来の風力発電でのさまざまな問題点を克服し、これまで風力発電には不向きだと考えられていた地域や場所に容易に設置できる小型風力発電機になりました。
ローター周りに特殊なダクトを取り付けることで、風車の後方に強い渦を発生させます。その渦が風車の後方の圧力を低下させることにより、ダクト内へ流入する風速を1.4倍に増速します。発電量は風速の3乗に比例しますので、ダクトのないときと比較すると約3倍を出力することができます。また、風レンズ風車の風見鶏効果で風向変動への追随性にも優れています。さらには、ブレードの回転面積(音源)がコンパクトであることと集風体構造自体が騒音源となるブレード翼端渦を抑制しますので優れた静寂性を実現しました。また、集風レンズがブレードを囲っているので、視覚的安心感も得られます。
風レンズ風車は特殊設計の集風レンズ効果によって、これまでの風力発電機には考えられなかったブレードの小型化を実現しました。これにより大型風車のような設置場所や搬送の問題も解決できますし、小型であることを活かした景観を損なわずに設置したり、さまざまなレイアウトデザインが可能なため景観の演出も自在です。また通常の風力発電機と違い、羽根の周りを風レンズが囲っているので、鳥などが風車を構造物と認識しやすく、バードストライク防止にも役立っています。
とのことだ。