アルツハイマー病 修道女

"678人の修道女の人生と脳を対象にした老化研究が1986年に始まったが、その中で驚くべき例が見つかったのだ。節制につとめる修道女には長寿者が多い。シスター・メアリーも百一歳まで生きた、それも認知症とはまったく無縁に。しかし、その脳標本はプラークとタングルにびっしりと覆われていた、あのアウグステ・Dと同じように。アルツハイマー病は、プラークとタングルの存在だけでは説明できないのである。"