認知療法には二つの側面があり

私見では

認知療法には二つの側面があり

ひとつは思い込みそのもの
もうひとつは思い込み訂正機能
を扱うのだと思う
思い込み訂正機能が作動しないから
思い込みが溜まってしまい
世界観がずれてしまう
だから根本的には
訂正機能の障害なのだけれども
極端な話、訂正機能は働かないままでも、思い込みの内容が現実世界と
あまりずれていなければそれでいい
訂正機能がないなら
いったんインストールされると後は訂正もされないのだから
非常に安定したシステムになる
思い込み訂正機能を訓練することができれば
一番いいのだけれども
簡単ではない
このように考えるのは
統合失調症での論文の影響が大きいと思う
だから原則的には
統合失調症にこそ認知療法はうまく作用するのだと思う
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言ってみれば、認知内容を訂正するのではなく、
認知の訂正の仕方を訂正するのである
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内容ではなく
機能を訂正する