"怒りがどす黒くはらわたの中で煮えくりかえっています。民主主義をかくも簡単に踏みにじって顧みることがないとは。安倍晋三という男と、自民党、さらには公明党の面々。日本の歴史に汚点を残して恥じることがない。本物のバカものぞろいというほかありません。
しかし、闘いは終わったわけではない。参院でもがんばりましょう。参院でどれだけ頑張れるかで、来年7月の参院選の情勢が変わってきます。
憲法学者の小林節さんは、「参院選でつまずかせる。死ぬまであきらめない」と、ますます意気軒昂です。
女子中高生のグループ「制服向上委員会」は、「諸悪の根源は自民党です」と呼びかけています。歌っている会場で、あるいはネットで、彼女たちに対する誹謗中傷は目に余るものがあるようですが、彼女たちは「自分たちでよく考えた末に、活動を続けることにしました。『諸悪の根源は自民党です。安倍さん、憲法を壊さないでください』と訴えています。
他方、同志社大学の村田晃嗣・学長は、「中国の台頭、アメリカの衰退、日本の経済的衰えを考えると、日米同盟の強化は理にかなっている」と、国会証言しました。安保法制に賛成の違憲なのです。バカな。なんのために国際政治学を研究してきたのか。
同志社大を建学した新島襄は、「一国の良心たらん」と願い、「地の塩、世の光」となる人材を育成することをめざしました。息を引き取るときには、「狼狽するなかれ。グッバイ。また会わん」と。村田学長は、テレビにもよく顔を出しますが、正体はとんだ食わせ物でした。
澤地久枝さんは朝日新聞の本日7月16日の耕論欄(13面)で、「ひどい政治状況を見ていると、絶望感に襲われますが、絶望したら終わりです。これから参院の審議もある。ひとり一人の力は弱くても、声が広がっていけば世の中は確実に変わります」と強調しています。
「権力にモノを言うことに勇気が試される時代です。でも権力は放っておくと悪さをしますから。手遅れにならないように、私は私のちいさな旗を掲げ続けます」と、決意を述べています。「小さな旛」とは、明後日18日(土)午後1時に全国一斉に掲げようと澤地さんが呼びかけている「アベ政治を許さない」という旗です。「アベ政治を許さない」の文字は、今年95歳の俳人、金子兜太さんの筆になるものです。この文字は、セブンイレブンで、予約番号「89697099」でA3のネットプリントが明日17日まで1枚20円でできるそうです。
ともあれ、「あきらめない。死ぬまであきらめない」。安倍政権は祖父の岸信介・元首相と同じように内閣が倒れるゾーンに自ら陥ったように見えます。"