民族の移動と混血の実態

"遺伝子分析の分野の一つに民族の移動と混血の実態を分析するというものがある
アメリカ、メキシコ、ブラジルやアルゼンチンなどの南米、などで
分かりやすい結果が出ている

ミトコンドリアを調べれば母親がどの系統であるか分かるし、
Y染色体を調べれば父親がどの系統であるかが分かる

結果の概略は
侵略された民族の女性のミトコンドリアが残っていて
侵略した側のY遺伝子が残っている
このパターンが多い

逆の、侵略された側のY遺伝子と侵略した側のミトコンドリアという組み合わせは
少ないそうだ

解説によれば、侵略された側の男性は奴隷に、女性は出産に、というような図式があるのだという

昔の中国の王朝交代などでも、野蛮な民族が侵略して王になるのだが、
侵略された側の女性たちは文化の継承者として残されて、子供を産み、
文化とミトコンドリアを残したらしい

アメリカの奴隷制の頃は白人の主人が奴隷の黒人女性に子供を産ませることが多かった
オーストラリアではアポリジニと白人の子供が生まれるのだが、
その場合には、母親と引き離して、白人夫婦のもとで白人の文化を教育したものだという

嘘か本当か知らないが
オーストラリアでのオリンピックの時、開会式か閉会式かで、
アポリジニの踊りの場面で、アポリジニは現実は何も解決していないのに、
オリンピックで融和のふりをしても仕方がないと参加を拒否、会場の外側でデモをしていた
そこで、白人が肌を黒く塗って、アポリジニに化けて、踊りに参加したとか
"