紅葉

"黄色にオレンジと茶を混ぜたような、
それ自身がわずかに発光しているような
おいしい和菓子のような
あの紅葉の色をなんと表現するのだろう

海老茶とか金茶色などが近いかもしれないが
そもそもが均一の色ではない

あの木は何の木だろう
桜の紅葉はもう散ってしまった

それぞれの木は置かれた場所の日当たりや水はけによって
どの時期に葉を散らすかが決まってしまう

岩にも木にも花にも自由意志はない
動物の大半にも自由意志はないだろう
人間に自由意志があるというのは錯覚である可能性がある
自由意志という言葉の定義に遡る必要があるのだが
解説するのは問題が解決してからでいいのだろう
他人がその言葉をどのように理解しているかなど
どうでもいいことに属する
分かる人にはわかってほしいが
たぶん、時代が経過すれば人間は自然に当然のように理解するだろう
地動説と天動説のようなものだ
地動説を力説する必要もない
自然に理解される時代が来るだろう

TEDなどをみていると世界には難しいことを言わなくても興味深いことがたくさんある
それでいい

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茶色という表現は、考えてみると不思議で、
日本人は茶色の茶を飲んでいないような気がする

日本では茶は緑茶であって
brownではない
茶を使って白い糸を染めると日本語で言う茶色になるのだと聞いたことがある
茶の葉を使うのか、根や枝を使うのかははっきりしない
"