核による終末への覚悟

“若い人はご存じないだろうが、60年代のはじめキューバ危機の頃は「世界はこのまま核戦争で滅びるだろう」という予測はかなり蓋然性の高いものだった。当時、世界が滅びるまでのさまざまなプロセスを描いたたくさんのSF小説が書かれ、映画化された(人は恐怖に直面したときにはそれから眼を逸らすより、むしろその諸相を細密に描くことで恐怖を抑制しようとする)。”
レヴィナス『モーリス・ブランショ』新装版のためのあとがき

いや、終末への覚悟というか、むしろ渇望は、聖書に忠実であるかぎり
正当である