三蹟の一人藤原佐理
“「三蹟の一人と伝えられる藤原佐理(ふじわらのさり)っていう平安中期に活躍した書の天才がすごいですよ。 クズなのに天賦の才能がすごいんです。 どれくらいスゴいかというと高貴な生まれなので重要な参詣についていったり参内したりという義務があるんですけど遅刻したりサボったりしちゃうんです。で、詫び状を送るんですけどあまりにすばらしい書なので受け取った方は感動して大事に保管しちゃうという…なので今現存する彼の書簡はすべてが詫び状w 酔っ払って失敗しちゃってごめんね?とかお金借りてごめんね?とかそんな書簡ばかりなのだけど相手は「佐理の真筆をゲットできたーv」って嬉しくて「もうしょうがないなー」って許しちゃうという程の書の才能だったと。でそんなグータラのクズでもあまりにすばらしい書の才能があったんで手放すのは惜しいと首にもならなかったという。」”