飛び石的認識

人間が何かを体験して認識する時
対象のすべてを体験しているのではない

玄関まで行く時に
飛び石が置かれていてその上を歩いて
玄関までたどり着くのに似ている

幾つかの点をつなぎあわせて
線にして
線を構成して面にして
面から立体を構成している

構成するのは脳である
脳のDNAが効いているのが半分
あとの半分は経験で補っている

経験で補うとき
転移が起こる

自分の過去の体験から
何種類かのテンプレートが心の中に形成されている
新しい体験に対してそのテンプレートを当てはめてとりあえずの要件を済ませる
相手が特別で自分の側も元気があれば新しいテンプレートを作るのだろう
そうでなければ
新しいテンプレートを作ることはしない 

そう考えてくると
ロールシャッハなどの心理テストは
その人の内部にどれだけのテンプレートが用意されているのか確かめるような意味もある
テンプレートの在庫が非常に偏っているとか
テンプレートが非常に他種類あるようだとか
分かるだろう

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