将来の原発の割合をどうするかとの議論がある
当然のことであるが、原発を頼ることなくグリーン・エネルギーで代替できる状態を目指すべきである
原発の技術はまだ完成ではないと思うし
グリーン・エネルギー開発を急いだほうがいいのは当然である
ただそれは、原発が「ダーティ」だからなくしてしまうのがいいという意味ではない
安全保障の観点からもエネルギーは分散した方がいいし
いつでも多面的に技術開発すべきである
多分の話だが、アメリカは自国でのオイル供給のめどが付いてしまったので
グリーン・エネルギーへの推進力は強くはならないだろう
日本の現状ではそのような夢の話はまだ芽の段階でしかないのだから
エネルギーの多様化と分散化を目指すべきだろう
国土の局所的な特徴に従って、洋上風力とか地熱、また太陽光、波力、水力などを
多様に組み合わせるべきだ
一方、原子力エネルギーは未だに制御しきれない部分もあるのだろうし
最終処理の問題など、まだ技術が届いていない領域もあるのだろう
しかしだからこそ研究は続けるべきで、
原爆、水爆、原発事故、放射能汚染といろいろあるものの、
これはエネルギー制御の原理的な挑戦だと思う
アインシュタイン以降はぱっとしない現代物理学ではあるものの
この研究領域はずっと続けたほうがいいだろうと思う
生命倫理の観点からある種の生物実験や開発が凍結されることがあるが
それと同じ観点で技術を葬ると考えるなら
それは適切ではないだろう
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ただ技術とは別に、統治技術としての政治は、もっと研究される必要がある
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原発なしでも、国民を脅迫することなく、余裕でグリーン・エネルギーでまかなえるように体制を組む
一方で、原発は研究を続ける
というのが良いと思う