新型コロナで学校臨時休校の件
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学校を臨時休校にしたら親たちは全員安心するだろうと思ったら、そうではなくて学童保育とか別の民間の預り所、または塾に一日中置いておくらしい。結局、さらに劣悪な環境で過ごすことになりそうだ。
学校によっては教室を開放したり校庭を開放している。教室開放の場合は、教員が付き添ったりしている。結局普通に通学しているのとあまり変わらないけど、どうなんだろう。
上流家庭の子女の場合であれば、休校にしてもらえれば、安全が確保できるから良いことだ。自分だけの部屋、台所、トレイ、風呂があれば、感染の危険は大きく減少する。春休みになることでもあるし。一方、下流子女は通常通り学校に行っていたほうが安全である。
ということは、子女を休ませたい人は休ませて安全を確保してください、出席日数は関係ありません、というだけでよかったはずなのだけれども、それだと、安全を優先して学校を休ませたことによって学業が他の子供よりも遅れると心配したのではないか。だから、全体を休校にして、勉強は進ませない、しかしそのあいだ、スペースとしての学校は使わせる。教員も付き添うということになった。
また、休業が必要になった親に補助金を出すという。しかも最低賃金の換算で。やはり下流子女のための対策ということになる。
このあたりもインセンティブの設定がうまくいっていない。子供を休ませてひとりで過ごしてもらえばお金がもらえるから、休ませて家においておこうと考えるように誘導するのが良策だ。子供を休みにしてくれればそんなお金はいらない人も多い。
みんなを休ませて、あとでお金を配るなど、煩雑で、役人がまた必要になるだけだ。ひょっとすると、配給するお金よりも人件費が大きくなるかもしれない。
儲かるのは役人。
小学一年生が感染の危険を理解して一人で静かに留守番できるかどうかはやはりいろいろな差があるのだろう。
企業でも、優良大企業はマスク配布、アルコール設置、時差出勤、テレワーク(在宅勤務)など粛々と実行している。優良企業でない場合はいろいろと難しい。
格差社会が見えてくる。
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「正直ほっとした」。新型コロナウイルスの感染拡大対策を巡って佐賀県が16日から学校を再開する方針を示した11日、保護者や関係者からは一様に安堵の声が上がった。唐突な政府要請を契機に学校現場などが混乱した全国一斉休校。感染に対する不安を残しながらも、日常を取り戻す見通しになった。
武雄市で塾のために出掛けていた小学3年と5年の姉妹は「うれしい。だって暇だったもん」と学校生活に戻るのを喜んだ。中学1年と小学3年の子どもの母親(45)=佐賀市大和町=は「生活リズムも崩れていたので、この状態が長く続けば、子どもたちの発育や健康の面も心配だった」と明かす。
武雄市で子どもの居場所づくりに関わる小林由枝さん(48)は「子どもたちも相当ストレスがたまっているようだった」と話した。居場所で遊ぶ子どもたちはいつもの半分以下の状況で、「親や社会に不安が広がると子どもも敏感になるのか、かまってほしい様子の子が増えていた。現場の意見を聞き、地域事情にも考慮した再開の判断はいいと思う」と指摘する。
子どもの世話をした祖父母も多く、杵島郡白石町の女性(68)は「正直言って疲れています。ほっとします」。小学生と同居する同町の祖父(68)は「早く再開した方がいいが、学校で一人でも感染者が出ると拡大する恐れがある」と不安を口にする。
共働き家庭の子どもを預かる学童保育(放課後児童クラブ)は、感染予防の徹底や受け入れ時間拡大による支援員の確保に腐心しながら受け皿の役割を果たす。県放課後児童クラブ連絡会の石橋裕子理事長は「通常に戻ることで現場にも余裕が生まれ、春休みや新年度に向けて体制を立て直すことができる」とする。
西松浦郡有田町の小学校長は「子どもたちは春休みモードに入っていただろうから、最初は慣らしの時間が必要になる」と生活のリズムを整えることを念頭に置く。今後は休校中に実施できなかった授業の対応などがあり、「後の学習へのつながりが強い算数の授業を増やすことになるだろう。引き続き休みを取る子どもの学習をどうするかも考えたい」と話す。
多くの学校で給食も再開される見込み。佐賀市学校給食食肉納入組合の福岡勤理事長は「この2週間、倒産や廃業にならないように、業者同士で互いに辛抱してきた。再開を喜び合いたい」と話した。
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため一斉臨時休校となっているのに、子どもたちがカラオケボックスやファミリーレストランに集まっている――。こんな苦情が熊本市教育委員会に寄せられている。特に重症化の恐れが指摘される高齢者からの苦情が多い一方で、保護者からは「長期に外出させないことでの子どものストレスが心配だ」という声も上がっている。
12日にあった熊本市総合教育会議のなかで報告された。国の要請に基づく一斉臨時休校の実施にともない、市教委は「24日までの臨時休校期間中の児童生徒は、基本的に自宅で過ごすこと」と指導している。
市教委教育政策課によると、今月2日から同課内に電話による相談窓口を開設し、臨時休校に対する保護者からの問い合わせなどに応じている。寄せられた相談は11日正午現在で46件。休校中の学習や卒業式などについての内容のほか、「中心市街地、ファミリーレストラン、カラオケボックスなどで児童生徒らしき子どもを多く見かける。一斉臨時休校とした意味の指導を徹底すべきだ」との苦情も多数あったという。
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佐賀県の続報3/14
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<新型コロナ>佐賀県、16日の学校再開見送り 県内感染初確認受け
3/14(土) 13:30配信佐賀新聞
【速報】<新型コロナ>佐賀県、16日の学校再開見送り 県内感染初確認受け
新型コロナウイルスの感染者確認を受け、県立学校の臨時休校を延長することを決めた山口祥義知事ら=14日午後1時15分、佐賀県庁
佐賀県は14日、県庁で対策本部会議を開き、県立の中学と高校、特別支援学校について16日の学校再開を取りやめ、臨時休校期間を延長することを決定した。
佐賀県では13日、佐賀市内に住む20代の男子佐賀大学生が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。男子学生は2月末から友人の学生4人と韓国経由でフランスを旅行し、3月4日に帰国後、9日から発熱などの症状が続いた。県は、一緒にフランスを訪れた佐賀大の男子学生4人に対し自宅待機を要請、14日にPCR検査を実施している。
佐賀県は、自宅待機の長期化による子どもたちの心身の健康への影響などを考慮し、週明けの16日から県立学校を再開するとしていたが、県内で初めての感染者が確認されたことを受け、山口祥義知事は13日夜、「大変厳しい状況」として臨時休校を続ける見通しを示していた。
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