ドラマ「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」継続して視聴中。現在見ているのはシーズン3。
音楽。バッハ無伴奏チェロ、演奏者分からなかった。比較的新しい人だと思う。弦の張りは強め。だいたい楽譜通り。テンポは最近のもの。
ベートーベン田園、少しだけだったので演奏者不明。
ドラマの性格からして、著作権フリーのもので間に合わせたかもしれない。有名演奏者のものとあまり変わらないし。
絵画。いろいろな部屋が出てきて、そこになかなか素晴らしい絵がある。ニューヨークの金持ちは趣味がいい。と思わせているスタッフがいい。まねして描いてみたい。
それぞれの回によって推理の難易度はあるが、いずれにしても短いので、あまり深くは推理しない。
むしろ、ホームズが素晴らしい推理ですぐに結論を提示し、次の問題を明確にするので、テンポがよくて、分かりやすい。
吹き替えもうまくいっている。翻訳者に技術があるのではないかと思う。
先日まで見ていたミス・マーフィの字幕はあまり品質が良くなかった。
一回ごとの事件の展開と合わせて、固定の出演者のそれぞれの人生の話があり、事件と人生がミックスされて進行する。なかなか面白い。
事件の中には科学の専門知識を応用するものもある。たとえば、新薬開発の話では、脳に作用する新薬で、こういう働きだから、作用する場所はこのあたり、というのがでたらめだった。
精神医学関係では、バルプロ酸が手掛かりになる場面が2回あった。しかし、匂いはしないと思うし、統合失調症と双極性障害の区別の話も、ホームズは一瞬で確定、しかも薬剤のことも含めて推理、していたが、それもでたらめでしょうと思う。学術情報番組ではないのだから、いいようなものだけれども、一応気になった。
鋭すぎる感覚や知性をなだめつつ、現実生活を送る。諦めるものはさっさと諦めて手放す。退屈な日常。過去の未解決事件を掘り返してみるのも一つの趣味。ホームズ。
カウンセリングやグループミーティングの話はずっと出てくる。これは文化の違いだ。日本でもだんだんその方向に向かうだろう。依存者とかPTSDの治療とか。
一面ではワトソンの成長物語にもなっている。