“
長編アニメ映画「この世界の片隅に」がNHKのゴールデン枠で放送され
一方、映画館ではロングランを続けている
話題になったので調べてみると、ネットにいろいろな、解説がある
すずとかりんとかは元素の名前とか、名前の付け方の秘密
戦争が進行するにつれて生活がどう変化したか、たとえばタンスの取っ手が金属から紐に変わったとか
台所の道具が変化しているとか
妊娠かと思ったがそうではなかったことの表現の仕方とか
原作の漫画があって、そちらではもっと懇切丁寧に表現されている部分もあるらしい
映画版では省略されているが手掛かりだけはあるので
視聴後に「発見」「解説」を報告しあうという楽しみがあるようだ
そのあたりは、友人同士で、またネットの仲間同士で語り合う仕組みになっていて、
現代の情報交流をうまく生かした映画版になっていると思う
適度な分かりにくさで、視聴後にお互いに解説し合う楽しみを作り出したような気がする
未解決のパズルのピースがたくさん
ぼーっとしていると、何が未解決なのかも気が付かない、それを話し合う
そのような鑑賞の仕方も楽しいものだと思う
NHKでは本編放送後に、別枠で、被爆体験を新たに短いアニメ映画にした試みなども放映されていた
ーーー
一見した特徴は、少女漫画系によくある、ぼーっとしていてさえない感じ、理解も乏しい、でも純真で、
次第に成長する少女の像
韓国映画「猟奇的な彼女」みたいな女性も、話としては面白いと思うが、
やや受動的で、反応が遅延するタイプは、定番なのだろう
“