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インターネットが普及した時代でおかしいと思うのは人材紹介会社である
だいたい年収の2割くらいを紹介料としてとる
昔なら求人情報を集めるのが大変だったと思うし
企業の情報も機微にわたるところもあったのだろうけれども
いまは違う
現在では会社が直接ネット媒体で求人できるのだから
どうして人材紹介会社などが存在できるのか不思議である
企業情報もいろいろと開示されている
紹介会社の実態として
担当コーディネーターがいるのだが、相当にうそをつく
いい会社だと言い、いい人材だと言い、とりあえず就職させたい
就職後に合わなくて退職すればまたチャンスである
ペナルティくらいあればいいのに
ほぼ仲人口のようなものだ
何回転もさせればそれだけ儲かるというのも納得のいかないことだ
本当に就職したい人なのか、ダミーで動かしている人なのか、怪しいような、
不適切な人材を連れてくることもある
企業の人事としても、とりあえず期日までに間に合わせたい、
それなりに言い訳できる履歴書であってほしいなどの事情はあって
使いやすいところもあるのだろうけれども
だいたい企業でも中間管理職は省略してしまえるという時代なのに
求職者と求人者の間に入ってお金を搾取するというのは
ビジネスモデルとして長続きしないと思うのだが、どうだろう
派遣業が認められたのも時代に逆行するものだと感じる
しかも政府は人材派遣業に手厚く補助を出していて、知るとびっくりする
人材と会社の間に介在する存在の意義が、ほぼないはずなのに、生きている
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